空に雲、月に影、道に待つコオロギ

例えば、地球を初めて見るエイリアンに「庭師」のことを説明するとしたら、どんなふうに言う?「台風」の性質とか、ううん、まずは地球のの説明からするのかもしれない。

月が見える祝日の明け方に焼酎を

ちかこのアパートのベランダにて育てているミニトマトは、不幸なミニトマトかもしれない。
ぎりぎりまで水分をあげなかったり、ワクワクしながらコーヒーを与えてみたり、味噌汁をあげたり。
酔った私と彼女に、ビールを飲まされたこともあり。
ミニトマトの親である彼女は、機会があれば興味でトマトジュースを与えてみたいという。
もはやトマトの気持ちは完全にシカト。

天気の良い月曜の午後は焼酎を
なにかしら縫物用の布は価格が高い。
わが子が幼稚園に行くので、きんちゃく袋のようなものがいるのだが、案外生地が安い物がなかった。
ひときわ、アニメのキャラクターものの仕立てるために必要な布なんて、非常に高い。
あんまり種類も無いのにキャラクターものの縫物の為の生地がとっても高かった。
園から指定された形のの本入れやボール入れを西松屋なので買った方が早いし、楽なのだけど、かたいなかなので、聞いてみたら、みんな、手作りだし、隣近所に売っていない。

風の強い土曜の夕方に食事を

石田衣良さんという作家さんに出会ったのは、友達の愛ちゃんの部屋で。
愛がいない部屋と題した短いお話がぎっしり詰まった小説が机に置かれていたから。
生まれ故郷の長野の母が読んでいたものだそうで、それをお米や衣類と一緒に宅配便で送ってくれたようだ。
その時はそこまで世に知れていなかった石田衣良。
愛ちゃんは元々手記や経済、マナー本などは買う。
逆に、所謂ライトノベルは気に入らないらしく、この本、私にくれるという。
彼女の母さんはどんなことを考えながら、愛がいない部屋を手に取ったのだろうか。

曇っている大安の夜に散歩を
友達のちかこはなかなか賢い。
頭が良いんだろうなーと感じる。
絶対人を傷つけたりはしない。
何コイツ!?と思っても、少しでも相手の気持ちを酌む。
なので、視野が膨らむし、強くなれるのだ。
考えを主張し通す事より、こうしている方が知佳子にとって優先なのかもしれない。
自分が傷つかなくてすむ方法、経験を自分のものにするやり方をよく分かっている。

熱中して大声を出す家族と紅葉の山

山梨県は、フルーツ王国と言われるくらい、果物栽培が盛んだ。
日本で珍しい海に面していない県で八ヶ岳などの山に囲まれている。
それにより、漁業もできなければ、稲作もあまり盛んではない。
なので、甲斐を統治していた殿様、柳沢吉がフルーツ栽培を推進したのだ。
江戸よりも優れた名産が欲しかったんだと思う。
盆地の水はけの良さと、山国ならではの寒暖の差は甘い果物を生み出す。

陽の見えない平日の午後は料理を
太宰の「斜陽」は、休憩なしで読みやすいと思う。
かつては華族の娘だったかず子が、根強くて負けない女性に変貌する。
なかなか素敵だと感じた自分。
この人のように、誰にも負けない行動力と、強い意志が戦争が終わったこの頃は必須だったのかもしれない。
彼女の都合は置いておいて、不倫相手である上原の妻からしたら大迷惑だろうと思える。

泣きながら踊るあの人と履きつぶした靴

蝉鳴き声も聞こえなくなった夏の夜。
少年は縁側に座り、西瓜をほおばっていた。
スイカをかじっては種を庭に吐き出していると、ときおりタネが遠くまで飛ばず、自分の体に落ちる時もあった。
隣に置いているかとり線香の香りと、風の無い蒸し返す夜、それと口いっぱいの西瓜。
少年はそれぞれを堪能しつつ、明日はどんなことして遊ぼうかな、と考えていた。

余裕でダンスする姉妹と夕立
喜んでもらえるおくりものを決定しなくてはと思っている。
結婚記念日がすぐで、嫁に喜ばれるプレゼントを渡したいのだけれどものすごくいいおくりものが決まらない。
家内になんか欲しい物があればいいのだが、たいして、物欲がないので、気に入りそうなものが見当たらない。
だけれど、妻に気づかれない様に喜びそうなものを見つけて驚かせたい。

騒がしく歌うあなたと失くしたストラップ

店の中のお客様は、ほぼ日本人という状態だったので、その雰囲気にもびっくりした。
買い物中の列は、ほぼ日本人という様子だったのでその雰囲気にもびっくりした。
なんでも、韓国の化粧品は効果抜群なくらい成分が多く含まれているらしい。
もちろん、それにも惹かれるけれどショップの店員さんの日本語能力にも感動した。
美容関係に特化した会話だけなのかもしれないが、日本語が上手い。
私は、頼りない韓国語を使うチャンスだと思い向かった韓国だったが、必要ないようだった。
ネイティブと話すことによって、努力すれば外国語を話せるようになるという事を教えてくれた旅行だった。

ノリノリで熱弁する友達と私
この一眼レフのカメラは、言いにくいが、海岸で拾った物だ。
当日、8月のちょうど半ばで、はじめで、いつものように暑く感じた。
彼女の家で、大好きな恋人と喧嘩してしまい、もう話したくないと告げられた。
それで夜、自宅からこの海までスクーターでやってきて、浜辺を散歩していた。
その時、少し砂をかぶったこの一眼に出会ったのだ。
手に取って好奇心で夜景写真を一枚撮影してみた。
一眼レフの持ち主より、いいかんじにとれているかもしれない。
恋人の笑った瞬間撮りたいなー、とか、なかなかピント調節ってめんどくさいなー、とか感じていた。
次の休み、どうにかして会う約束ができたら、恋人に自分が悪かったと謝りたい。
そしたら、この一眼レフ、交番に届けよう。

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例えば、地球を初めて見るエイリアンに「庭師」のことを説明するとしたら、どんなふうに言う?「台風」の性質とか、ううん、まずは地球のの説明からするのかもしれない。

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